なんで同じのケアじゃだめなの?
年齢を重ねアラフォーにもなると、若いときとは体質もずいぶんと違ってくるからです。アラフォーからさらに更年期に向けて体質はどんどん変化していき「抜け毛」という嫌な症状があらわれることもあります。
このときに思春期・青年期のときに覚えたヘアケア方法をしていては状態を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。アラフォー世代の体質にあった抜け毛対策を覚えておきましょう。
シャンプーの回数は控えめに!
頭皮は顔や他の部分と同じような構造になっています。表面には「角質層」があり、ここは非常に薄く、0.02ほどしかありません。
アラフォーにもなると皮脂の分泌からくる頭皮の臭いなどが気になり、ついついシャンプーの回数も増えがちになりますが、頭皮の健康のためには1日に1度くらいに抑えておきましょう。洗いすぎは抜け毛の原因になります。
また、ワンレングスが決まらない原因にもなってきます。
シャンプーのときの注意点
これは抜毛の多い男性にも言えることですが、抜け毛が気になり始めるとそれまで以上に強くシャンプーをするようになります。
たしかに毛穴の汚れも抜け毛の要因として考えられていますが、毎日お風呂に入る人ならば十分です。たいていが「洗いすぎ」による肌トラブルや抜け毛の増加を引き越し「対策」のつもりが逆効果なのです。
正しいシャンプーの使い方
抜け毛対策のため、しっかりと汚れをとるためにシャンプーを頭皮に直接つける人がいますが、これは間違いです。
シャンプーメーカーのほうでも「しっかり泡立てて使用すること」を推奨しています。シャンプーの汚れを落とす成分は思った以上に強く、頭皮の必要な皮脂まで洗い流してバリア機能を低下させ抜け毛を増やす原因にもなります。
ゴシゴシ洗はダメ!
なんども書きますが、頭皮は顔よりもデリケートな性質です。熱いシャワーでゴシゴシと洗うと皮脂が落ちすぎたり、頭皮に傷をつくることにもつながります。
シャンプー前には十分にお湯で髪を濡らし優しく頭皮と髪を洗ったら、すすぎをしっかりとするようにしましょう。シャンプーやコンディショナーの洗い残しが毛穴に詰まって抜け毛の原因になることも少なくありません。
シャンプーがおわったら・・・
洗髪はシャンプーすることだけに注意をしていも不十分です。アラフォーになり肌質が弱まるとさらにデリケートになるからです。
アラフォーになると髪そのものが傷みはじめるためにドライヤーをかけない女性が増えるといいますが、これも間違いです。抜け毛対策のためにはしっかりと乾かす方がよいのです。
頭皮は「濡れている状態」がもっとも弱く、また濡れていることでホコリや雑菌の繁殖まで増えてしまいます。お風呂から上がればすぐにドライヤーで乾かす習慣をつけましょう。
タオルで髪を挟むようにしてある程度の水分を拭き取ったら、ドライヤーの風は「強」でもかまいませんので、できるだけ頭から離れたところから温風を送り乾かします。
体質の弱まるアラフォー世代の女性はこのような小さな工夫と育毛剤などを併せて使うことで、より抜け毛の対策になるのです。